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シュールリアリズム キリコ

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そろそろ、シュールリアリズムの話をしよう。怖いといえば、キリコの作品がある意味怖い。

 

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キリコ自身は自らの作品を形而上学的絵画と言い、

形而上とはなんぞやと思えば、実際には見た事や経験のない物をあるとして感じ取るものとなる。

つまりキリコは実際のところは見た事も、聞いた事も、経験も無い物を絵画にしたと言うことになる。

 

僕はキリコの作品が大好きなのだが 何がそんなに引きつけるのだろう。一言で言うと、彼の作品はこの上も無く不気味だから。不気味が好きと言うのもおかしな話だが、ホラー映画や、幽霊を想像するときの『ぎゃー』と絶叫を声を上げたくなる様な不気味さではない。

たとえば、私たちの身体や命が、なにか得体の知れない物質から出来上がっている。遺伝子がたった 4っつの物質の組み合わせから成り立っている そんな事を初めて発見した科学者はこのような感覚に教われたのでは無いだろうか?そんな感覚の不気味さである。とにかく僕はそういった謎めいた絵画に引かれるようだ。

キリコの絵画にはほとんど人物は出て来ない。登場する物は何か得体の知れない物質の様なモノが人間の形をしていたり、

背景に人間の形をした影だけが走り回っていたり、音の感じない静まり返った風景の中で、理解出来ない物が深層心理、潜在意識に静かに横たわっている不気味さがあるだけである。

ぼくにとっては、見てはいけないモノを見てしまった時の驚き 不安の絵画とでも言おうか。そう言えば、子供の頃、母親に神社のお守りの中を決して見てはいけないと言われたが。僕はその謎の言葉にいてもたってもいられなくなり、言いつけを破りとうとう中身を見てしまった。その中には何があったか?誰にも言った事は無い 言えば、それはとってもいけない事の様な気がする。見てしまったそのあとの何とも言えない子供の頃の僕の恐怖 不安 不気味さ。そういう不気味さがキリコの絵画の中に静かに横たわっている。何億年も前に僕が死ぬ事を誰かが知っていて、キリコの描く風景の中に導かれる様な感覚。

キリコの作品にはそういう見ては行けない物を見てしまった不気味さが横たわっているのであった。