A3バッグ,A3鞄 アルミ【A3図面ケース】

A3図面ケース,A3バッグ,A3鞄 アルミ

Blog

フロイド

フロイド.A3bag nude
フロイド

キリコは自らの絵画を形而上学的絵画と呼んだ。この頃の絵画はダリも含めて少なからずフロイトが唱えた無意識と関係があると思われる。キリコもダリも、無意識の心の領域を描こうとしているのはフロイトの無意識の学説の影響があったに違いない  ただ、フロイトは医者だったので学術的に無意識の領域を研究し、現在の心理療法の様な方法で患者の精神疾患の治療に生かした。だから、キリコがいう形而上学的絵画と呼んだシュールリアリズムとは直接的な意味は異なっているだろう。
フロイトは医者であったが、患者の病気を治すと言うよりも研究自体に興味があったに違いない コカインの発見者もフロイトと言われるが、カールコーラと言う学者がコカインの発見者は自分だと発表してしまった。フロイトは有名になりそこね 自分が有名になれる研究対象を探した結果、ヒステリーの研究につきあたり、研究に日々いそしんだ。ヒステリーは当時女性特有の病気で子宮に何らかの機能的障害があるのが原因であると考えられていたが、フロイトは心の病気だと考えていた 当時、心理的問題でヒステリーの治療を試みた医者はフロイトただ一人であっただろう。他の医者は身体的機能障害と考えるのが一般的で、フロイトは変人の医者と言うことになっていた。それでもフロイトは独自の方法で研究を重ねて行く。
その上で有効な方法は催眠療法と言われる方法である。 ヒステリー症状を持っている患者は発作的に色々な以上行動をとるばあいがあり、その行動の根源は何かと調べて行くうちに、患者が自分では覚えていない体験を催眠によって思い出し、意識したとき、そのヒステリー症状が消えたり、緩和される事をフロイトは発見する。
たとえば、水を恐れる女性(恐水症の患者)が、治療の為にフロイトと催眠によって話をして行くうちに、全く忘れていたキーワードが頭に浮かび上がってくる フロイトは患者にただ心に浮かんだ言葉を何の脈絡もなしに自由に語らせる。いくつかのキーワードがそろった時に突然昔体験した全く忘れていた経験が患者の心によみがえる。たとえば、汚らしい犬が、汚らしい水の飲み方ををしていた事を幼い頃見た記憶を患者は思い出す それを思い出した時に、患者は不思議な事に水を恐れなくなり、通常にコップの水を飲めるようになる。そういった事を彼は研究して行く上で人間には心の奥に本人も忘れてしまった経験の記憶を閉じ込めており、目覚めている現実の意識になんらかの影響を与えていると考えるようになる フロイトはその心の領域を無意識と呼んだ。

そして、心の深層心理の階段を深く下りて行くと、無意識の領域があり、無意識が普段の生活に使っている脳の領域に影響を与え 人間の行動を支配していると考えるようになる。それで、フロイトはとうとう
ヒステリーの様な症状は脳自体の機能的問題ではなく、また、女性特有の物でもなく、子宮に機能的疾患があるから症状が出るのでは無いと確信して行くことになる。
研究が進むにつれて、人の行動や考え方は幼児期の体験と密接なつながりがあると考えてゆく。 彼は患者が意識がある状態では心の病気は表面化しない と考え、夢判断によって、患者に幼児期の体験を思い出させ、患者の心の病気を治療して行く治療方法をとった。
このように、人間の深層心理に本人も意識していない何らかの領域が存在しているのはある種の驚きである。
絵画はフロイトのこのような考えの影響を受けて、キリコ ダリ マグリットなどのシュールリアリズムを生み出したのでは無いかと僕は思っている。