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モンドリアンと黄金比

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しばらくブログを書いていなかった。というのも、他のサイトを立ち上げようとしていて、そのサイトでは何を作るか未だに悩み中。とにかく革でバッグやら何やら作ろうと思っているんだけれど。人を驚かすようなものが作りたくて、忙しい中模索している。

いろいろなことを最近実験的にやっていて、ランドセルを売ったり、ペットキャリーバッグの受注を受け付けたり。相変わらずデザインもやらなきゃならなかったり大変だ。

それはともかく、このサイトのブログを再開しよう。実は今までのブログは『テーマの繋がり』を持っていたのだけど、これからは思いつくまま書いていこうと思っている。で、突然ですがモンドリアンと黄金比率というお話が始まります。

モンドリアンと黄金比

モンドリアンの絵はどういう絵なのだろうか。モンドリアンの絵と言えば縦と横だけの線を引き、絵の構成と色のバランスだけで描かれたコンポジションと名付けられた一連の作品をイメージする事だろう。これらの一連の作品は何を言いたいのか?

たとえば、私たちが日常的に奇麗だなと思う花や、夕日や、花火や、きらきらと輝く朝露とか。それらの美は何故綺麗だと感じるのだろうか?モンドリアン以前の絵画は、花の美しさは花を描くことによって表現され、夕日の美しさは夕日を描くことによって表現された。しかし、花が美しいとか、夕日が奇麗だとか、これらの事柄が美しいと感じるその人間の感情は、一体何処から沸き上がるのだろうか?そして、人によってはその感じ方が変わるのだろうか?僕が感じている夕日の美しさは、他の風習の違う人が見たり、育ち方の違う人間が見た時には反吐が出るほど汚く感じたりするのだろうか? 貴方が見ている赤という色は私がみている赤と同じ色なのだろうか?モンドリアンは、世界の根底には誰もが美しいと感じることが出来る何かが有ると考えた。花や夕日の具象の向こう側にある美の根底、それを描こうとしていると僕は思うのである。

彼が考えた事は 人間が、花を見た時に、奇麗と感じるのは花を見ているのでは無く、花の具象の向こう側にある何か神の造った美が存在するからだと考えた。

もし、そうだとすれば、花を描く事をせずに、花の美だけを描くことはできないのだろうか?それを描こうとした時に彼は縦と横の線に、カラーのバランスと図形とその面積比率だけの抽象のコンポジションと言う一連の作品を打ち出した。
彼の絵が何が描かれているのか解らないのは、花は花であると言う具象を捨て去った後に残る美だけを切り取った抽象を描こうとしているからだと考えられる。

ところで、抽象の美といえば、黄金比率という比率があるのだが、黄金比率とはフィボナッチ係数という係数できており、数学的にこれを表すと1:1.6180339887…….と言う割り切れない無理数の比になる。この黄金比は実に不思議な特性を持っている。レオナルドダビンチが、人体比率図を描いているが、黄金比に従って描かれている。両手を広げた手の長さを1とすると 足の裏からへそまでの長さが黄金比になっており、腕の長さ全体と肘の関節までが黄金比 肘から指先の長さと手首の関節までが黄金比 手首の間接から指先までと指の長さが黄金比 指の長さと、第一関節までが黄金比と、人体はおよそ、完璧な黄金比で構成されていることを表した人体図面である。

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また、人間の顔だが、顔の目の位置、鼻の位置、唇の長さなど、黄金比に近いほど、美人(あるいはハンサム)とされている 映画、ローマの休日のオウドリヘップバーンの顔は完璧な黄金比だったと言われている。 しかも、この比率は人間の身体だけにとどまらない。オウムガイの貝の渦巻き、ひまわりの花の種の配列、木の枝の成長と別れ方、バラの花びらの配列 DNA螺旋形状 およそ、生物はこのフィボナッチ係数とかかわりがあり、神がデザインした比率と言われている。それゆえ黄金比で描かれた図形は神の図形と言われ、自然界に密接な関係がある

我々の生活の中にも黄金比率は多く利用されている  バルテノン神殿 ギリシャ彫刻 ピラミッド アップルのマーク  ピアノの鍵盤の配列 ストラディバリウス およそ、人間が美しいと感じる図形やデザインはどういう訳か黄金比率と関係がある。それゆえ僕たちのデザインの仕事にもこの黄金比は利用される事がしばしばある。

モンドリアンはこの黄金比を知っていたのかどうか僕は知らないし、モンドリアンの絵が、黄金比を使っているのかどうかも解らないが、結局モンドリアンの求めていたのは 黄金比の様な究極の神の美の方程式の様なものであったのだと思える。