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ブレードランナー

spinner_drawing_syd_mead_2ブレードランナー(アンドロイドは電気羊の夢を見るか?)

手塚治虫は火の鳥の復活編で生命と物質の境界は何なのか?というテーマの漫画を描いたことがある。先ほど紹介した、宇宙編も面白かったが この、復活編もそれなりに面白かった。この生命と物質の境界は何なのか?というテーマは映画ブレードランナーにも通じるのでブレードランナーを次に紹介したい。

さて、僕はSF映画が大好きなのだが。 SF映画は見た事も聞いた事も無い世界観が有れば有るほど強烈に印象に残る。 SF映画の中ではもっとも印象に残ったのはエイリアン。監督はブレードランナーと同じリドリースコット監督。しかしエイリアンはSFというよりホラー要素がかなり入っているので、純粋なSFとしてはここでは除外したい。したがって、
純粋にSF映画で印象に残った映画は何かと言えばもうダントツでブレードランナーである。 この映画の原作は『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 というフリップ K ディックと言う人の小説が原作で舞台は2019年のサンフランシスコである。主演ハリソンフォード。今は2013年であるからブレードランナーの未来まで残すところあと6年。東京オリンピックの一年後ですね。笑

この映画の舞台背景デザインを担当したのがシドミードで、シドミードといえばアメリカのデトロイトにあるカーデザイン会社のオーナーである。フォードのデザインを手がけていた会社で、カーデザインなどよりも映画などのコンセプトデザインの方が成功しているのでは無いだろうか?
それもそのはず、世の中には気でも狂っているのではないかと思うほど化け物みたいに絵がうまい人間がいる。シドミードもその一人である。この人は車一つデザインするにしても、背景からイメージしていき、世界観を作り上げてから 車のデザインを考えたりする。(勝手な推測ですけど)

ブレードランナーでもメカニックデザインを担当しているが、まずは、みごとに世界観を描いている
ブレードランナーの未来図は明るい未来ではなく、異様に暗い未来である。映画の中で最初から最後まで酸性の雨がずっと降り続けている。だから、街の中に雨よけのフードをかぶった人間や、発光している傘を描いたり、舞台がサンフランシスコのはずなのに香港のような看板に漢字でネオンサインが描かれていたり、夜の空に巨大な日本の芸者広告映を移すスクリーンのある飛行船がゆっくりと進み、日本のどどいつと三味線のうなり声が町中に異様に鳴り響く。 そんな異様な未来。背景から考え、それに溶け込む様なパトーカーのデザインという風に、映画全体の未来感から色々なデザインの形をイメージして行く。だからシドミードはいつも背景つきの絵を描く。決して単体でメカニックだけをデザインしているとは思えない。それほど映画全体の世界観が統一されたものになっている。 興味のある人はいくつかのカットイラストがあるのでシドミードでインターネット検索したら映画の絵コンテ画像が見ることが出来る。この人の絵コンテの凄さが解ると思う。シドミードの起用でブレードランナーの世界観がもの凄いものになっていると思われる。

映画のストーリーはレプリカントと言われる遺伝子工学によって生み出された人間そっくりなアンドロイドが、奴隷のように宇宙開拓地で働かせられていた それを不満とし、レプリカントは逃亡する。そして、自分達を造ったタイレル社という企業にいろいろ注文を付けると言う話で、その逃げ出したレプリカント6体を処刑する役割にブレードランナーという警察組織が構成されている。そのブレードランナーが派遣したデッカードという男がレプリカントを追い込み次々に処刑するのだが その役に主演のハリソンフォードが起用されている。 ちなみにレプリカントの首領的存在のロイパティー役はルトガー・ハウアーであった。

僕にとっては、映画自体が哲学的に何か言いたいとか、ストーリーがどうだとか、この映画についてはそんな事はどうでもいい もちろんレプリカントと人間の間に繰り広げられる生と死と愛のドラマも興味深いが、とにかくこの映画の醍醐味は、シドミードの描く暗く異様な未来世界観にあると言える。この世界観自体に興味ない人は何が面白いのか全く解らない無い映画だろう。

ちなみに、この映画の中にもいくつかの謎が有る。開拓現場からレプリカントが逃げ出したという設定だが逃げ出したレプリカントは6人
しかし、映画に登場するレプリカントは5人である。近日封切りされるブレードランナー2を見ればこの謎は解るのだろうか?映画監督
は同じリドリースコットだがどんな映画になるか今はさっぱりわからない 著名なヒット映画の続編を造るとつまらなくなると言われているが 2010年宇宙の旅のようにまたつまらなくしないで欲しいと思う。 でも出たら絶対見てしまうだろうな。(しかもDVDで)笑