QUEEN
Freddie Mercury (ロックとオペラとゲイの3P変態バンド)
クイーンは言わずと知れたイギリスを代表するロックバンドである。
僕が初めてクイーンを聞いたアルバム、それはa niget at the opera.というアルバムで、1975年にこのアルバムは発売され、当時僕は16歳であった。
読者には全く関係ないけど、この頃中学生時代からの友達、中川君からこのアルバムを紹介されたのをよく覚えている。(中川君今はどうしているんだろうか)
このアルバムのジャケットは真っ白な和紙のような質感だった もちろんCDではなく、レコードである。いまもその頃買ったアルバムは家にしまってある。
表紙には白鳥の絵とライオンが二匹エンブレムのように華やかに描かれている。このエンブレムはフレディマーキュリーがデザインしたらしい。まるで宝塚のようなイメージ。クイーンという名前、それに、フレディマーキュリーの甲高い声。
当時はまだ、ベルサイユのバラはなかったけど、きっときらびやかなオスカルのような女性ボーカリストが歌っているんだろうなと思っていたのだが、とんでもなかった。フレディマーキュリーという男を始めて見た途端にびっくり!
なんじゃこりゃ?胸毛もじゃもじゃ。筋肉質、背が高く角刈りで、おまけにヒゲまではやしてる。アルバムを出した当時はヒゲはなかったかもしれない 忘れました。でも、とにかくあまりにも歌声とギャップがありすぎて、ぎょ!っとした。
しかも、音楽がまたすごい。現代ロックと古典的オペラが融合してるのである。ロックとオペラ、なんて別々の音じゃなく、オペラ的ロックなのである
笑ってしまうくらいすげー変態的音楽!尋常じゃないこの才能!こんなロックバンド今後二度と現れないのではないだろうか?
その後もクイーンのアルバムはいろいろ出たが、初めて聞いたこのアルバムがもっともクイーンらしい。
僕はどういう訳か昔から初めて聞いたアルバムがそのミュージシャンの一番いいところだったりする。
クイーンの最もクイーンらしい音を構成しているアルバムはなんですか?と他人に聞かれたら、もちろん迷わずこのa niget at the opera.である。
ベストアルバムなんぞ聞くもんじゃない。なぜかって?このアルバムこそ、クイーンがクイーンたる由縁、もっともコンセプトがはっきりしていると僕は思うのである。
僕は大体、どんなアーチストを聞いても、ベストアルバムというシロモノが嫌いである。その時代その時代の構成された音楽はやはりアルバムにしか現れない アルバムというものは何かしら一貫したコンセプトがあるものなんである。その中には 名曲もあり、つまらないものもあるけど、それはそれで全体の流れの一つになっているわけである。
ベストアルバムを聞いてもそれはわからない。もっとも、アルバムコンセプトなんて全然そんなことを感じないアーチストもいるけど。
a niget at the operaのアルバムのこのハチャメチャぶり、ロックとオペラとゲイの3Pプレイ!そしてギターリストのブライアンメイの1セント硬貨のギザギザをピックにして奏でるギターのガラガラいう音。フレディーマーキュリーの女みたいな声、a niget at the operaの中の一曲、bohemian rhapsodyは歌詞まで完全にイカれた男の歌である。
『ママ 僕はやっちゃった。ピストルを男の頭に突きつけトリガーを引いたら、その男は死んじゃったんだ。ママ僕はまだ若いのにけど、もうだめだ。ママ泣かないでくれ』
ってこんな悪夢のような歌、若い頃はこんな夢よく見てうなされたような気がする。笑
ところで、話は変わるけど、どことなくレディーガガbad romanceがクイーンのradio gaga に聞こえてしょうがないのは僕だけでしょうか?
レディーガガのラバーフェチも同じくらい変態的で面白いですが、もしかしてクイーンに影響されてる?
フレディーマーキュリーは1991年にエイズで死んじゃうんですけど、当時はエイズ患者なんてはほとんどいなかった時代です
なのに感染してしまうなんて、本当に同性愛者の天才音楽家だったんでしょうね。